こんにちは。
地下鉄東山線の藤が丘駅から徒歩15分、バス停「西本地ケ原」から徒歩5分、バス停「黒石」のすぐ前にある、【みどりのおかのこども歯科】です。
育ち盛りのお子様は元気が有り余っていて、走り回っている時に転んで歯をぶつけてしまうことも少なくありません。
このような時の対処法や、永久歯への影響を知っておくと、親御様も落ち着いて対応できます。
歯をぶつけたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。
レントゲン撮影をして、歯の様子によって対応は変わってきます。
・折れた、欠けた
歯が折れた・欠けたという場合は、位置や欠損部分の大きさによって変わります。
少し欠けた程度であれば詰め物で補って対応しますが、大きく欠けてしまうと神経を傷つけていることがあり、その場合は神経の治療を行います。
また、歯が根っこから折れてしまうと、歯の位置によっては抜歯が必要になることもあります。
・歯の周囲から出血している
歯がグラグラしていない、歯の周囲にわずかの出血がある程度であれば、経過観察をします。
・歯がグラグラする
少し歯がグラつく程度であれば、経過観察をします。
大きくグラついていたり、歯の位置がずれたりする状態であれば、位置を戻すために器具で固定をする処置を行います。
・歯が変色した
歯をぶつけてすぐに変色することもあれば、数週間後、数ヶ月経ってからという場合もあります。
赤黒く変色した場合は、歯の神経が死んでしまった可能性が高いため、神経の治療が必要です。
透明感がなくなった、灰色に変色したという場合は、神経が細くなっていることが考えられまるため、経過観察をします。
歯が抜けてしまった場合は、元に戻して固定する「再植」を試みます。
再植が可能なのは、以下のような条件が揃った場合です。
・歯の根っこが乾燥していないこと
・歯の根っこに損傷がない
・歯が抜けてから時間が経っていないこと(30分程度)
ですので、歯が抜けてしまった場合は、歯を持って歯科医院に行きましょう。
その際は、以下のことに気をつけましょう。
・乾燥させないように牛乳や水に浸す、難しい場合はラップやビニール袋に包む
・歯の根っこは触らない
・汚れていても、洗ったりせずそのままにしておく
・できるだけ早く歯科医院へ行く
ぶつけたのが乳歯で、受けた衝撃が大きかった場合は、その後生えてくる永久歯を覆う「エナメル質」の形成不全で白く濁る、生え変わりの時期や、生えてくる歯の方向・位置などに影響が出ることもあります。
もし影響があってもさまざまな治療方法はありますので、引き続き受診していきましょう。
これ以外にも、何かしらのトラブルが起こることがありますし、数日経ってから異変が起こることもあります。
その時何も変化がないように見えても、念のために歯科医院を受診することをおすすめします。
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